不測の事態に
こんばんは、OSSです。
嫁いだ妹が甥を伴って里帰りしてきました。
それで今日はかねてからの計画通り、みんなで町内のお風呂とレストランが一緒になった施設へ行く。大きなお風呂に入り、地元食材の食事をたらふく食べ、満足しての帰路、ちょっとした事件が起こった。
母運転の車の後部座席に座っていると妙な音がする。はじめ地面が悪いのかと思ったが、どうもそうでないようだ。そこは街灯も満足にない雑木林の中の道路。二車線幅が三㎞くらい続く道。途中で止まるのは避けたかったが、ちょうど中間あたり止まらざるをえなくなってしまった。
車から降りて確認すると、案の定、左後輪がパンクしていた。あたりは完全に闇。車の出す明かりと、時折通り過ぎる車があるだけ。母は少々パニック気味だったが、こういうときこそ僕は燃える。
ちなみに僕は元スタンド店員。タイヤ交換などお手の物。請われてお店のトラックに乗ってJAF的な仕事をしたこともある。
勇んで後部トランクの下にあるスペヤタイヤと工具を出す。暗闇だが、携帯電話の明かりを頼りにタイヤ交換を試みる。しかし、なぜかジャッキが見あたらない。ダッシュボートにある説明書で確認しても間違いない。あるべきところにそれがない。
そういえば、むか~し、興味本位で取り出したことがあったな…。あの時ちゃんともとのところになおしたかなぁ…。それとも何かの修理に出したときに、取り出されたままで戻ってきたのかもしれない。とにかくジャッキがない。暗いので徹底的に探すわけにもいかない。ジャッキ無しでのタイヤ交換はできないこともないが、環境が悪すぎるのでやめておいた方が無難。しかし状況が困難になればなるほど燃える。楽しい。
冷静に考えて思いつく選択肢はいろいろある。どれにしようかと思っていると、甥が「こわい、こわい」と妹にしがみついてつぶやいている。うーむ、確かに怖いだろうな。
この場合、使えるツールは携帯電話。幸い母がJAFに加入していることから、会員証を頼りに電話し人を派遣してもらうことにした。しかし、場所が場所だけに到着まで時間かかる様子。それまで怖がる甥をそのままにしておくわけにもいかない。家にはハッピーが一匹で留守番していることから誰かに早く帰ってほしい。そこでタクシーを呼ぶことにする。タクシー会社の電話番号など登録していないが、こういう場合は104に電話すればすぐわかる。もしくは知人に電話して調べてもらうことだって可能。104に電話して近場のタクシー会社の電話番号を聞き、タクシーを呼ぶ。
5分ほど待つと、近くを走行中のタクシーがすぐに駆けつけてくれたので、それで酔って当てにできない父と妹と甥を家に送り届けてもらう。母には残ってもらわねばならない、JAF会員であるし、運転してもらわなければならない。僕が運転して帰ると飲酒運転になってしまう。とりあえず、これで甥とハッピーのことは片付いた。
母と車の中で待つことしばし、JAFが到着。目印が何もないところだったが、近くにあるいかがわしい系のホテルの名前をいえばすぐにわかってくれた模様。学生時代、この辺で新聞を毎朝配っていたことがこういうとき役に立つとは思っても見なかった。
JAFの方が機材を使ってさっさと交換してくれた。スペヤタイヤの空気圧やネジが損傷してないかもチェックするあたり、さすがプロ。そして後はつつがなく帰路についた。
自分でタイヤ交換するのが一番華麗な対処だったのだが、なんでジャッキはなかったのだろう。これからは洗車時に確認するようにしておこう。あと携帯にはタクシー会社なども登録しておくべきだな。今回の経験はよく吟味して次に活かせるようにしておこう。
不測の事態にもてる能力を駆使し、冷静に対処してこそ、いい男。目指すべきダンディーなナイスミドルである。
以上

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