刺激
こんばんは、OSSです。
鬼Pが修理に旅立ちました。予定では5日に修理完了とのこと。おかげで来週まで外でPCは使えません。よって外で講義が聞けません。
ところで、ただいま胸を負傷中です。肋骨周辺に湿布をべたべた貼っています。
折れてるはずないと思うので打撲くらいでしょうか。本部の稽古で白髪のロマンスグレーなおじさまにやられました。
昔からさばきが下手だと言うことはわかっていたが、高段者からはスキだらけに見えるのでしょう。よけたはずが拳が胸を抉っていった。思わず「ゲフッ」っていってしまった。言った後、今自分、ゲフッて言ったよなと苦笑した。一度そのようなアクシデントが起こると手加減してくれそうなものだが、おじさま、その後も容赦なく突いてくる。直撃こそなかったものの計三発胸を抉られた。
稽古後、おじさまと親しくお話をさせてもらった。悪びれる風もなかったので、おじさまにとってはそういうものなのだろう。そういうノリ、嫌いではない。久しぶりに闘志に火がついた。あくまで爽やかに。
そういうわけで、今日の地元道場の稽古は兄者に手伝ってもらい、突きのさばきを練習。さばきを少々改良した。来週また機会があれば挑戦するつもりです。
予備校の仕事はまだ何とかこなしている。何人かの生徒からも相談を受けたりしているので、悪い評価はされていないと思う。しかし、先日、見てはいけないと思いつつ、某掲示板で勤務している校舎の書き込みを見てしまった。僕の名前は出ていなかったが、結構腹黒い書き込みがされてあった。ちょっと仕事するのが怖くなった。
その予備校で今ちょっとぶつかりそうな生徒がいる。髭面の中年おやじのような容姿だが、まだ18歳。喘息持ちらしいが「ゲッ! ゲッ!」と妙な咳をしたり、大きなくしゃみをする。生理現象なのだからしょうがないのかもしれないが、ちょっとあまりにも頻繁にするので、他の生徒の迷惑になっていないか、それに時期的に配慮がほしい所だと思い、それとなく周りに配慮するように言ったのだが、本人まったく取り合わない。
遠回しに言ってもわからないようだから、「マスクをするように」というと「必要ありません」と言う。その理由はマスクをしたからと言って咳が止まるわけでない。マスクをすると息がしにくいし、メガネが曇るという。それでもその時は無理矢理手持ちのマスクをさせてのだが、時間終了後、生徒はマスクを教室のゴミ箱に捨ててさっさと帰って行った。
その後、相変わらず妙な咳とくしゃみをしていたが、誰もそれを指摘しないことから静観していたが、その生徒の前に座っていた生徒が何度も不愉快そうに後ろを見るような素振りをしていたのを目撃したことから、休み時間に生徒を捕まえ、強くマスクをするように言い、それは周りのためだけでなく自分のためもあり、トラブルになってからでは自分も不愉快な思いをすることになると諭し、手持ちのマスクを渡した。
休み時間が終わり教室に行ってみると、生徒はマスクをしていなかった。
「マスクをしろ」
「必要ありません」
「命令だ。この時間は僕の管理下にある。不満なら出て行ってもらって結構」
そういうと生徒は不満をにじませ、マスクをしたが、時間終了後、生徒はゴミ箱にマスクを捨て、とっとと帰って行った。
他の先生はまったく問題にしていないことから、自分でも少々、厳しすぎるかもしれないと思わなくもないのだが、周りが子供だから自己主張をしないだけであって、これが司法試験予備校の自習室だと間違いなくスタッフが飛んでくる振る舞いだと思う。
それと僕が強く出るのには理由がある。
一つは僕自身の経験からだ。他人に対して無関心で、人を人と思わないような所があった僕は、人間というものがどういうものなのかわからず、何度も大きなトラブルを抱えた。それも一つの生き方だという人もいるかもしれないが、僕はそれは未熟で間違った生き方であったと猛反省し、後悔をしている。だから僕の失敗の経験を彼に伝えたいと思う。
もう一つは恐怖を感じていたからだ。周囲に対する配慮を欠くために、周囲から批難され、その結果、自分も周囲も不快な思いをする。それを説明したにもかかわらず、彼はマスク着用を「必要ありません」と言った。さらに懇々と諭すこともできたが、僕は、追い詰められた彼が「他人のことなんかどうでもいい!」と言うのを恐れた。その言葉が出るまでの思考過程を恐れたのではない。その言葉を吐かないといけないほど追い詰められているかもしれない精神状態を恐れた。聞けば、彼は高校に通わず、大検で大学受験資格を得たという。なぜ、その道を選んだのか、直感的に彼の周囲に対する無配慮が原因ではないかと思った。おそらくいじめが原因ではあるまいか。いじめられた経験があるから、他人に配慮をする気などさらさらない。逆に他人に対する配慮に欠けるためいじめにあったということも考えられる。本当にいじめがあったのか、いじめの有無やその是非おいておくとして、何にせよ、現状の彼はあまりに未熟。そしてそれを恐怖する僕もまた未熟…
これまで司法試験をいいわけに、自分の殻にこもり、傷をなめながら、ぬるま湯につかったような生活をしてきた。しかし、殻から出てみると社会は刺激的で、至る所に考察すべきもの、成長の種があった。忙しさに流され、本来の目的が曖昧になるのは、厳に慎まなければならないが、今は弛みきった精神に社会の刺激が心地よいので、もう少しその刺激に慣れ、楽しみたいと思う。
以上

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